2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
滞納した管理費には,遅延損害金が生じる場合があります。 標準管理規約では60条2項に記載があります。 具体的には,どのように計算すればよいでしょうか。 裁判所のHPを参考にみてみましょう。 東京地裁民事21部(民事執行センター)のHPに,ヒン…
マンション管理費の滞納がたっぷり貯まったマンションが競売されたとしても, なかなか買い手がつかない場合もあります。 そうすると一向に滞納が解消されない事態が生じます。 これを打開するために何か手段はないものでしょうか。 一つの手段として,管理…
マンション管理費を滞納している債務者のマンションが競売された場合, 競売の記録は,どのように閲覧するのでしょうか。 閲覧には,大きく分けて2種類あります。 一つは,誰でも見ることができる情報についての閲覧。 もう一つは,利害関係人しか見ること…
マンション管理費を滞納している人を探すことが必要な場合があります。 所在がわからなければ,督促をすることもできません。 ワンルームマンションで,投資目的でマンションを購入して,貸している人。 このような人は,そのマンションに住んでいるわけでは…
マンション管理費を滞納していた者が,その物件を賃貸していたとします。 そこで,滞納マンション管理費を回収するために,賃料債権を差し押さえたとします。 差押命令が賃借人に元に届きます。いままで賃借人がマンションの所有者に支払っていた分を債権者…
マンション管理費・修繕積立金の滞納問題が生じたときに,ある段階に至れば,支払督促の申立や通常訴訟の提起を決断しなければならないときがきます。その際,管理組合の総会や理事会で決議をする必要がありますが,今回はそのおさらいです。 標準的な管理規…
マンション管理については,管理組合が管理会社に委託することが一般的になっています。実際に管理を委託する際には,管理会社との間で「マンション管理委託契約書」といった名称の契約書を作成することになります。この点,「マンション標準管理委託契約書…
とあるマンションについての話題です。 昭和時代に建築されたマンションで,給水管工事などしてこなかったマンション。 管理費・修繕積立金の積立も不十分でした。 最近水漏れ事故が発生し,業者に見てもらったら,大規模な給水管取り替え工事が必要とのこと…
マンション管理費の滞納問題で,こじれてしまうと,訴訟になってしまう場合もあります。支払わない被告・債務者が,その理由を述べる際,「規約がそもそも無効である」,「総会決議がそもそも無効である」,と主張する場合がよく見受けられます。 総会の決議…
最高裁判所の判例についての話題です。 規約を改正する際に,一部の「一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすとき」に,その区分所有者の「承諾」が必要です。 この「承諾」が必要なのに,取り付けずに,トラブルになるケースが良くあります。 では,ど…
マンション管理費等の滞納問題で,裁判になっている例があります。 なぜ滞納したかには,それなりの理由がある場合があります。 その理由の一つに,端的にいうと,値上げが納得いかない。 マンション管理費・修繕積立金・駐車場使用料・専用使用料を増額する…
マンション管理費・修繕積立金の滞納を解消しようとする場合,管理組合としてはどうすべきでしょうか。 管理会社の担当者に相談する場合,弁護士に相談・依頼する場合などがあると思いますが,それぞれのメリット・デメリットとしては,どのようなことが考え…
どういった場合に,弁護士にマンション管理費等の滞納問題を相談すべきか いろいろな考え方があると思います。 例えば, ①少しでも滞納した人がいれば,督促業務はすべて弁護士にお願いする,という管理組合 ②滞納期間が短い間は管理会社に任せ,滞納期間が…
裁判所のウェブサイトで紹介されている判例の紹介です。 管理組合が管理規約で町内会費を徴収することを定めても,その規定は拘束力がないという判断についてです。 管理組合の目的は,「建物などの管理」にあり,町内会費の徴収は,「建物などの管理」にあ…
任意売却が発生するときに,マンション管理費の滞納が解消される場合があるということを記事にしたときがありました。(任意売却のときに滞納管理費を回収できる?マンションの売却と「重要事項説明」) では,どのようなときに任意売却が発生するのでしょう…