管理規約
国土交通省が,平成27年2月26日に引き続き平成27年3月27日に,マンションの新たな管理ルールに関する検討会(第11回)を開催しました。今回配付された資料(「マンションの新たな管理ルールに関する検討会 報告書(案)平成27年3月」)には,…
滞納管理費等の回収に掛かる弁護士費用は,滞納者に負担させることができます。もちろん管理規約での定めは必要です。 管理規約でどのように定めればいいのか,これについては国土交通省作成にかかる標準管理規約第60条2項に規定があります。 「組合員が…
マンションによっては,ペットの飼育を許可している所もあります。 そこでは,飼養細則・飼育規則(呼び方は様々)がもうけられているのが通常です。 ところで,なぜペットの飼育について,規制が必要なのでしょうか。 一般的に,ペットを飼うことで,①異臭…
現にペットを飼っている人がいるマンションで,規約・使用細則に基づいて,ペットの飼育を禁止する際には,難しい問題が生じたりします。 当初から禁止されているのであれば,それを守るべきだというのが裁判所の建前です。 しかし,最初は飼っていて良かっ…
工事をするための決議について,普通決議か特別決議か,について,管理規約からみてみます。 まず,標準管理規約では,47条3項をみてみましょう。 「3項 次の各号に掲げる事項に関する総会の議事は,前項にかかわらず,組合員の総数の4分の3以上及び議…
滞納管理費を回収するために法的措置をとる場合,総会決議・理事会決議を要する場合があります。 もし,その決議を欠いた場合,どうなるのでしょうか。 たいていの場合,裁判所から指摘されます。「要件を欠いているのではないですか。」 そうすると,補正を…
マンション管理費・修繕積立金の滞納問題が生じたときに,ある段階に至れば,支払督促の申立や通常訴訟の提起を決断しなければならないときがきます。その際,管理組合の総会や理事会で決議をする必要がありますが,今回はそのおさらいです。 標準的な管理規…
マンション管理費の滞納問題で,こじれてしまうと,訴訟になってしまう場合もあります。支払わない被告・債務者が,その理由を述べる際,「規約がそもそも無効である」,「総会決議がそもそも無効である」,と主張する場合がよく見受けられます。 総会の決議…
最高裁判所の判例についての話題です。 規約を改正する際に,一部の「一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすとき」に,その区分所有者の「承諾」が必要です。 この「承諾」が必要なのに,取り付けずに,トラブルになるケースが良くあります。 では,ど…
マンション管理費等の滞納問題で,裁判になっている例があります。 なぜ滞納したかには,それなりの理由がある場合があります。 その理由の一つに,端的にいうと,値上げが納得いかない。 マンション管理費・修繕積立金・駐車場使用料・専用使用料を増額する…
マンション管理費を滞納していた債務者から管理費を回収した結果,「黒字」になる場合があります。 それはどのような場合でしょうか。 遅延損害金を付加して回収した場合です。 その際には,弁護士費用すべてをその中からいただくことができる場合もあります…
マンション管理費・修繕積立金の滞納問題について弁護士に依頼して解消するには,弁護士費用が幾分かかります。 そこで,将来の起こるかもしれない滞納問題の弁護士費用対策として,「管理規約の見直し」をおすすめしています。 管理規約を見直す趣旨は… 滞…