マンション管理費を滞納している人の調査 弁護士による職務上請求
マンション管理費を滞納している人を探すことが必要な場合があります。
所在がわからなければ,督促をすることもできません。
ワンルームマンションで,投資目的でマンションを購入して,貸している人。
このような人は,そのマンションに住んでいるわけではないので,実際に済んでいる場所を調査する必要があります。
不動産の登記簿をみれば,住所が記載してあるので,特定することができます。
(不動産登記簿は誰でも入手することができます。)
ただ,必ずしも,その住所に,現在債務者が住んでいるわけではありません。
そうすると,実際にどこに住んでいるのか,探すことが必要です。
住民票を入手できればよいのですが。
マンションが売買されたときに,管理組合ないし管理会社に届け出てもらうなどして,あらかじめ所有者の管理をすることをしている場合は多いと思います。
ただ,その届出は拘束力がないので,この管理方法が絶対であるわけではないです。
弁護士であれば,訴訟準備や督促のために所在を調査する手段があります。
役所に対して,住民票を交付してくださいという申請をすることができます。
一般に「職務上請求」といいます。誰でもできるわけではないです。
マンション管理費の債権者であるマンション管理組合が利害関係人と認められれば,役所に対して債務者の住民票交付申請することも可能な場合もあります。詳細は役所に問い合わせるとよいと思います。