任意売却が発生するとき ぬかりなく滞納管理費を回収しましょう。
任意売却が発生するときに,マンション管理費の滞納が解消される場合があるということを記事にしたときがありました。(任意売却のときに滞納管理費を回収できる?マンションの売却と「重要事項説明」)
では,どのようなときに任意売却が発生するのでしょうか。
よくあるのが,競売手続中です。
不動産売買を仲介している業者さんからの問い合わせから始まります。
他に,弁護士から債務整理を始めるという連絡があったあと,任意売却される場合です。やはり不動産を仲介している業者さんから問い合わせがあったりします。
また,ある日突然,管理組合・管理会社に,不動産を仲介している業者さんからの問い合わせがある場合もあります。
いずれも,住宅ローンなどの支払が厳しくなったので,マンションを手放して,債務をスッキリさせたいという事情がある場合だと思われます。マンション管理費を滞納している方であれば,資金繰りが厳しい方が多いからです。
問い合わせが来たときの注意点です。
滞納している管理費がいくらであるか,速やかに伝えて,全額回収してもらうように心がけるのがよいでしょう。
なお,滞納管理費の回収を弁護士に依頼しているときにも,そのような問い合わせがある場合もあります。
法的手続が進んでいる場合にも,粛々と進め,しかるべき手段で回収を試みることになると思います。
特に長期に亘り多額の管理費が滞納されている場合には,遅延損害金の回収も含めて,注意が必要です。