わかりやすい競売申立（マンション管理費滞納） ⑧申立に必要な書類 根拠

競売を申し立てる場合，「強制競売」か「担保不動産競売」かによって，必要な書類が異なります。

（競売には，「強制競売」と「担保不動産競売」の２種類があります。

こちらもご参照ください→わかりやすい競売申立（マンション管理費滞納）　①競売の種類）

まず，「強制競売」による場合には，「債務名義」が必要です。判決を取るとか支払督促を取るとか公正証書をつくるとかです。

これらを取得するためには，時間が必要なので，競売による売却で，マンション管理費の滞納問題を解決することを目指すとすれば，結構な時間がかかることがわかると思います。

「担保不動産競売」による場合，

マンション管理費には，先取特権というおまけがついているので，これを根拠に競売を申し立てることができます。

債務名義が必ずも必要でないという特殊性があります。債務名義を取得するためにかかる時間が短縮できます。是非利用したいところです。

（こちらもご参照ください→ 滞納マンション管理費を不動産競売で回収～先取特権に基づく方法）