わかりやすい競売申立(マンション管理費滞納) ④強制競売の場合 ~承継を中心に
いわゆる「不動産強制競売」に関する申立書を作成するに当たり,注意すべき点についての話題です。
競売には,2種類あって,「不動産強制競売」というもの,「担保不動産競売」というものがあります。→わかりやすい競売申立(マンション管理費滞納) ①競売の種類
今回の話題は,その前者の申立書についてです。
承継について
必要な書類として,債務名義,送達証明書,執行文があります。
仮に,債務名義取得後に,マンションが譲渡されているような場合には,
「承継執行文」を付与してもらう必要があります。
それと併せて,承継人に対して,承継執行文付き債務名義を送達する必要があります(送達の申請をする)。
そして,承継人に対して送達したという「送達証明書」も必要になります。
ちなみに,その場合の当事者目録は,
住所○○(債務名義上の住所)
被承継人 氏名
住所▲▲
承継人債務者 氏名
というようになります。
基本的には,裁判所のHPに掲載されている記載例を参考にしていれば,特に問題はないところです。
裁判所のHP(申立全般)
http://www3.ocn.ne.jp/~tdc21/hudousan/h-uke01.html
裁判所のHP(強制競売申立書)
http://www3.ocn.ne.jp/~tdc21/hudousan/h-uketuke/PDF/hu-mou02.pdf