マンション管理費の滞納の原因は?環境を見直す必要も。
マンション管理費の滞納問題の原因は何でしょうか。
もちろん,管理費を支払うべき組合員が,支払わなかった,ということにつきます。
ただ,その原因を助長する環境,それも無視することはできないのではないでしょうか。
環境,それは,つまり,管理組合の機能のはなしです。
管理組合が十分機能していれば,滞納していた組合員がいたときに,
しっかりと対応をすることができると思います。
ところが,管理組合の機能が不十分な場合はどうでしょうか。
例えば,滞納をしたときに,何の催促もなく放置されている場合,それこそが滞納を助長する環境に他なりません。
管理組合ないし,業務の委託を受けている管理会社がしっかりした対応をすることが不可欠です。
そもそも,管理組合の機能が不十分な場合は,どういうケースが考えられるでしょうか。
たとえば,管理組合を運営するのは,理事たちです。その理事になる人材がいないとかも考えられます。
また,例えば,理事の交代のときに,引継が不十分であるとか,管理システムが不十分であることも考えられます。
他に,管理の委託を受けた業者が怠慢であるというのは,もってのほかです。
活動をするにもお金(管理費)が必要で,滞納問題によって収入が不十分である場合であれば,悪循環に陥っている,危険な状態です。
たとえをあげてみましたが,以上のように,滞納問題の原因として,環境についても配慮する必要がある場合もあるのではないでしょうか。
その環境の改善化のためには,マンション管理士や弁護士をはじめとして,外部からの助言を取り入れるというのも,必要であると考えます。