わかりやすい支払督促の申立(マンション管理費滞納) ②申し立てに必要なもの
支払督促を申し立てるために、必要なものをあげてみます。
例えば,債務者が東京23区内に住んでいる人1名で,マンション管理費・修繕積立金の滞納額が100万円以内であればどうでしょうか。
1 申立書 後でコメントします。
2 印紙 請求する額が100万円以内であれば,の20分の1の印紙が必要です。※
3 切手 120円と債務者1名につき1,080円の切手が必要です。
債務者が1名であれば,1,200円です。
4 葉書 とりあえず1枚
5 封筒 A4を折らずに入れることができる封筒(角形2号)2枚
6 申立書につけた「当事者目録」「請求の趣旨・原因」を3部
だいたい以上です。
支払督促のいいところは,「証拠を付ける必要がない」ということです。そろえるべき書類は決して多くありません(ただ,異議が出され通常訴訟に移行する可能性は十分にありますので,証拠は準備しておいた方が良いでしょう)。
また,出頭の必要がありません。郵送でやり取りできます。これは助かります。ちなみに,債務者に送達できたかどうかで,切手や葉書の追加が必要になります。これについては,また別の機会に。「申立書」についても見てみたいのですが,少しスペースを割く必要がありそうなので,これまた別の機会に。
最後に,申立書の書式については,裁判所のホームページからダウンロードすることができます。
http://www.courts.go.jp/saiban/syosiki_siharai_tokusoku/siharai_tokusoku/index.html
※ 収入印紙がいくらであるか,裁判所のホームページに一覧表がありますが,少し分かりにくいかもしれないですが,一応掲載します。(支払督促は第10項にあり,第1項の半額です)。
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/315003.pdf