支払督促
これまでにも,当ブログ内で支払督促の申立書の作成方法,遅延損害金の計算方法などを紹介したことがありましたが,遅延損害金の計算方法も含んだ支払督促の申立(作成)に関するお問い合わせを頂くことも多いことから,この度,支払督促の申し立てに関し,…
マンション管理費・修繕積立金の滞納問題が生じたときに,ある段階に至れば,支払督促の申立や通常訴訟の提起を決断しなければならないときがきます。その際,管理組合の総会や理事会で決議をする必要がありますが,今回はそのおさらいです。 標準的な管理規…
「支払督促」を申し立てた後に,債務者から「異議」が出される場合があります。この場合,「通常訴訟」に移行することになります。債務者に反論の機会を与えるためです。通常訴訟がどのようなものかについては,詳しいところは別の機会に譲りますが,大きく…
引き続き,支払督促の送達に関してです。 ①休日指定送達,②就業先送達でも送達できなかった場合は,どうすればよいのでしょうか。 次のステップ③「付郵便送達」です。自宅にいることが分かっていることを裁判所に説明して,そこに発送してもらい,それをもっ…
今回は,支払督促の「送達」に関する記事です。支払督促を申し立てると、裁判所は支払督促正本を債務者に「送達」します。きちんと債務者の元に送達できれば全く問題ないのですが,送達できない場合もあります。 まずは,「送達できない理由」にはどのような…
支払督促を申し立てた後の流れをおさらいします。 ①申立 ↓ ②支払督促発布 裁判所から債務者に対して「支払督促正本」を発送。 ↓ ③「支払督促発布通知」が債権者の元に届く。 ↓ ④「送達結果のご連絡」という葉書が債権者の元に届く。 ↓ (支払督促正本送達日…
支払督促を申し立てるにあたり「申立書」は必須ですので,滞納マンション管理費・修繕積立金回収のための申立書の記載について,少し具体的にみてみます。 申立書は,大まかないいうと,①申立書(表紙),②当事者目録,③請求の趣旨及び原因,からなります。 …
支払督促を申し立てるために、必要なものをあげてみます。 例えば,債務者が東京23区内に住んでいる人1名で,マンション管理費・修繕積立金の滞納額が100万円以内であればどうでしょうか。 1 申立書 後でコメントします。 2 印紙 請求する額が100…
支払督促の申立に役立つ記事を何回かにわたり掲載します。 まずは、「管轄」についてです。 支払督促を申し立てる裁判所は決まっていて,債務者の住所を管轄する「簡易裁判所」となります。 債務者の住所が、東京23区内であれば,東京簡易裁判所で,墨田区…
滞納したマンションの管理費や修繕積立金を回収するため,管理組合様の中には,弁護士に依頼せずに,ご自身で 「 支払督促 」 を申し立てることを選ぶ管理組合様もございます。経験がなければ,裁判手続は結構煩雑だと思います。それでも懸命に書類を整えて…